Taiwan Semiconductor (TSC) Europe GmbHラルフ・ヴェルター社長との5分インタビュー

スマートフォンやコーヒーメーカーあるいはAIをはじめ電動モビリティーさらに半導体等がキーテクノロジーとしてますます生活領域を埋め尽くしています。Taiwan Semiconductorは40年来電子工業業界がダイナミックに発展を遂げたことを体現してきました。1979年に台北に設立されたディスクリート半導体素子及びアナログICのメーカーとして、今や世界で現在およそ1800人を雇用しています。電源管理及びサージ防止アプリケーションの専門メーカーである同社にとって顧客に近い拠点は、長年最優先事項でした。2002年には顧客に現地で直接対応できるようにミュンヘン近郊のツォルネディングに欧州本社を開設しました。Taiwan Semiconductor Europe GmbH (TSC)のラルフ・ヴェルター社長にバイエルン州の心臓部にある台湾本社の子会社経営に関して伺いました。

台湾の親会社様に心からまずお祝いを申し上げたいと思います。今年が設立から40周年記念ですね。社長さんのお考えでは持続的成長の成功の秘訣は何だと思いますか。

TSCは1979年にCEOのアーサー・ワンが設立しました。その当時同氏はこの会社及びその経営理念を極めて積極的かつ持続可能に固めました。

顧客の満足がを弊社は最優先します。デジタル化の進展、物のインターネットあるいはインダストリー4.0等継続的変化の時にあってはまさしく人材という要因が過小評価されがちです。あの当時以来成長して今日のような大会社になっても、人材はTSCにおいて常に中心に置かれています。このことは社員を指すばかりではなく顧客も意味しています。

技術革新、製品の長い耐用期間や人間的寄り添いの組み合わせこそ顧客からとても貴重だと思われています。この事実は常々、受賞をはじめサプライヤーからのお褒めの言葉あるいは、個人的フィードバックによって確認されています。

弊社は2002年以来ツォルネディング拠点に子会社2社を置いています。ミュンヘン周辺への進出を決定する上でどんな点が決め手でしたか。

拠点の選定はこれらの子会社の成功にとって極めて決定的なものでした。ここの拠点はインフラが極めて有利に連絡し合っているので、ツォルネディングを最初から意図して選びました。社員は通勤にいくつもの経路を選べます。路面電車でも自家用車でもアクセスが極めてよく、出社・退社とも極めて柔軟にできます。さらに、ミュンヘン近郊は極めて高度な資格を持つ技術者が豊富で、このことがこれまでのさらに今後の発展のために極めて意義があります。ミュンヘン空港に到着もすぐ行けることは、弊社が国際指向であることによって極めて有利に働いています。

Taiwan Semiconductorの欧州拠点を担当されて14年になりますが、最初は販売部門の管理職からお始めになられました。そしてTaiwan Semiconductor Europeの経営者に着任されてから優に1年が経ました。着任された時から今までに変化したことは何ですか。今後数年の間に会社をどんな方向に発展させるおつもりですか。

顧客からの要求事項は高まり、新規開発のための時間はますます短くなる必要があります。ブレグジット(イギリスのEU離脱)や関税障壁、景気の減速等の影響要因を無視することはできません。このことは革新的半導体メーカーによって現実問題です。従ってTSCはここ3年に世界中の拠点で合計1億ドル以上をデジタル化、合理化、継続開発、人材の資格取得のために投資してきました。こうした投資によってTSCの継続的世界展開のために重要な一歩を踏み出すことができました。

ツォルネディング拠点だけでもこれまでの12か月間に15 %増員しました。例えば、自動車、照明、製造部門、さらには電気通信等効率性や信頼性が最優先される、特に要求度の高い業界に益々集中できるようになりました。

Halbleiter
Taiwan Semiconductorの半導体製品群からの抜粋

最近御社の欧州本社から11 kmしか離れていない電子部品販社EBV Elektronikと今後密接に提携することを発表されました。地元のネットワーク及び地元のインフラはTSCにとってどんな役割を果たしていますか。

新たなパートナーのEBVとの戦略的提携樹立の決定は継続的かつ長期的成長のために特に基幹的手段です。EBVやその他のパートナーのおかげでB2Bレベルでの弊社の存在感を高め、取引関係を改善できました。顧客を一緒に訪問したり、展示会やイベントを共同で開催し、広告キャンペーンも共同で行うなどして、相乗効果を活用し、さらに効率的に活動することができます。

Taiwan Semiconductorの本社は新台北市にあります。バイエルン州で勤務されていますね。勤労習慣の点で、どこが最も異なりますか。

アジアの気質と欧州の気質には実際いくつか相違点があります。私の見方によれば目立つ一点としては序列の思考で - これはアジアではドイツより明確に強いです。特に台湾にいる同僚の皆さんはいつでもとても光栄に思う感じの良さ及び手助けの用意がある姿勢や、日常のやりとりの中で私に配って頂いている敬意には感心しています。さらに、アジアにおいても厳しいプロフェッショナリズムや日々生じる新たな課題の中にあっても、勤勉に取り組み、それにも拘らずとても冷静沈着かつリラックスしたムードが放たれている点をとても注目に値すると思っています。

当面ドイツ拠点での最大の課題は何ですか。その課題にいかに対処しておられますか。

弊社の成長は優秀であり有資格の人材採用がカギです。低率の失業率ならマクロ経済的にはよいことであっても、経営的に見れば特殊な課題になります。このため弊社では10年以上前から一貫して教育課程を修了した実習生を採用し続けてきました。

さらに、同化というテーマに対して弊社はとても胸襟を開いています。ツォルネディング拠点の半導体部門だけでも社員の出身国籍は9つあります。このためポストの空きが出ると速やかに有資格者を採用できます。

ワークライフバランスをとても大切にしていらっしゃいますね。自由時間にはバイエルンのどこで過ごすのがお好きですか。

私はサッカーをするのがとても好きで、余暇はFCシュテルンシュトゥンデンのゲームを運営する好機に恵まれています。私たちのチームは年におよそ6回から8回試合を行い、その収益を貧窮している子供たちに寄付しています。私たちのチームはバイエルン州全域でプレーするので、バイエルン州の様々な地方を垣間見る機会があります。手短にまとめるとこうなります:これまでゲストとして伺った所ではどこでも心地よく過ごせました。

 

バイエルン州は経済的にもインフラ面でも極めて強く、企業拠点を構えるにはとてもよい場所です。そこでさらに世界に開かれた特性とバイエルン州の魅力に対する理解を組み合わせて見ると、私の見る限りバイエルン州の企業が成功するために支障は全くありません。

Taiwan Semiconductor (TSC) Europe GmbH

バイエルン州に進出した年:

2002年、ツォルネディング(ミュンヘン近郊)

バイエルン州に設立された部署:

ヨーロッパ・ヘッドクォーター

業界:

エレクトロニクス(半導体)

本社:

台北・台湾

詳細はこちらから:

www.taiwansemi.com/en