バイエルン州のプロダクション4.0:シェフラーとデジタル化

インダストリー4.0のテーマに関して、バイエルン州はすでに強力な経済立地として確立しています。企業規模を問わず全ユーザー業界の会社はここの拠点のイノベーション能力を強化することに取り組んでいます。このブログではこれらの成功例のうち数件についてすでにご紹介しましたが、今回はその企業に語っていただきました。最初にご紹介するのは自動車業界と製造部門のベンダーであるシェフラー社です。

ゲアハルト・バウム、デジタル最高責任者、シェフラー株式会社

自動車業界のインダストリー4.0

昨年末に同社はIBMと「明日への可動性」指向の範囲でのデジタル化というテーマをさらに展開するため戦略的提携を初めて発表したばかりでした。 この提携においてはミュンヘンにあるIBMの新設ワトソン物のインターネット・センターから近い立地も当然のことながら有利に働いており、シェフラーグループ本拠のヘアツォーゲンアウラッハと迅速に調整が可能になっています。 この協業関係において初のマイルストーンとしては2016年10月以来シェフラーのデータベース系全サービスを提供するデジタルプラットフォームの配備でした。 このテーマについて、シェフラー株式会社デジタル最高責任者ゲアハルト・バウム氏に語っていただきました。

デジタル生産工程で客先にどんなメリットを提供されていますか?

ベンダーとしてシェフラーは客先のためにデジタル生産工程を積極的に共同で構築してきました。 1,200人の社員を超すチームとともに生産技術を効率改善と品質向上を継続的に実現するように開発しています。 弊社の生産システムは世界中の70を超す工場に配備しています。

今や生産はデジタルによって支援されている人材と機械設備のネットワーキングにより継続的に開発されています。 シェフラーはこうした取り組みによって生産とサプライチェーン分野でのリーダーシップをさらに拡充し、このノウハウを市場にも提供していきます。 デジタル化によって製品品質の継続的最適化が可能になっており、さらに、社内外の客先にますます納期通り納入できるようになっています。


技術のなかでも特にどんな具体的メリットや進歩を御社の業界や御社が得られていますか?

データ解析分野での新たな可能性や新技術によってシェフラーの社員は既存データと追加的に取得されたデータを利用して経済付加価値を生み出す過程において、全プロセスのホーリスティックな最適化が可能になりました。 仮想現実、強化現実、混合現実技術を実地に検証し、生産工程への投入のために発展させ、例えば仮想トレーニングルームで社員は迅速に目的に向かって資格を取得できます。


インダストリー4.0というテーマでは御社のみがバイエルン州で取り組んでいるわけではありません。 どの提携関係や協力を維持しておられますか?

多様な社内外のパートナーと協力しています。 例えば「Industrial Data Space(インダストリー・データ・スペース)」という旗艦プロジェクトにおいてフラウンホーファー財団と提携しています。 弊社のデジタル化路線において全社的プラットフォームやワークグループ間の交流は重要な要となっています。

弊社でいっている「company-on-campus」(学術分野での会社)コンセプトの一例として、いわゆる「KITでSHARE」(キットで共有)つまり「カールスルーエ技術研究所でのE可動性におけるシェフラー自動車研究ハブ」が挙げられます。 これに匹敵する協力関係として、「FAUでのSHARE」(FAUでの共有)においてはエアランゲン大学で足場を築きました。 このモデルを弊社では的を絞ったテーマや地域性に基づいて展開していきます。 さらに、起業家との協力に注力して展開するためミュンヘンネットワークやデジタル起業センターなど外部のネットワークに出資しています。 こうした出資により結果を生む有能な人材を得るために極めて有利な基盤ができました。


バイエルン州のデジタル経済強化


これらの分野はシェフラーにとってまったく新たな体験ではありません。 2015年以来すでにデジタルプロジェクトを将来に生かせるように応用可能なことを「工作機械4.0」プロジェクトによって証明しました。  このプロジェクトでシェフラーは提携先とともに、センサーからクラウドに至るまで既存の技術を新たなデジタル化コンポーネントとネットワークにつなげ、デジタル化生産を指向する具体的一歩をなす機械コンセプトを開発しました。 こうした実績は立地としてのバイエルン州にとって、シェフラーの客先ばかりではなくデジタル経済全体もメリットを得られる真の付加価値を意味します。