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スタートアップ企業向け未来基金:ドイツ連邦議会、100億ユーロを拠出

新興企業がドイツ経済に新風を吹き込んでいます。新興企業が革新的なアイデアとともに目標達成を目指し未来に向かって進む一方、既存企業は、新興企業が持つアイデアによる恩恵を受けています。連邦政府はスタートアップ企業の重要性を認識し、スタートアップ企業支援のために予算を計上していましたが、このほどこの予算が成立しました。

将来技術に投資するエクイティファンドが各ステージのスタートアップを支援



スタートアップ企業の資金調達を長期にわたり確実なものにするため、ドイツ連邦政府ドイツ復興金融公庫(KfW-Kreditanstalt für Wiederaufbau)に未来基金を100億ユーロで設立する計画を持っていました。2021年の予算が成立し、また官民の協力もあり、少なくとも300億ユーロが確保される見通しとなっています。

 

政府系金融機関としては世界最大のKfWは未来基金の大部分を管理する。出典:KfWフォトライブラリー/Rüdiger Nehmzow

KfW未来基金はあらゆるステージにある企業を支援対象にしており、経済省ならびに連邦政府による既存の助成制度を拡充するものになります。これによりスタートアップ企業の設立当初から成長期、そしてスケールアップに至るまでサポートが可能になります。また、将来の世界市場への進出に対して特に重点が置かれています。



今後10年間にわたるスタートアップのための成長資金

 

具体的には、今後10年の間、基金からベンチャーキャピタルへと資金が移転されます。また、KfWに加えて、例えば欧州投資基金ハイテクスタートアップファンドが、将来有望な企業に直接的な資金提供を行います。このプロジェクトのもうひとつの目標は、ドイツのベンチャーキャピタリストが投資家として後の資金調達に積極的に関わることです。ファンドの資金が増えれば、明るい未来があります。



新興企業には連邦レベル以外でもメリット

 

バイエルン州は将来の技術に着目した一連のエクイティファンドで、将来有望な企業に対する支援を行っています。例えば、バイエルン・キャピタルは、バイエルン州にある若いテクノロジー企業のシードステージからアーリーステージをつなぐバイエルン・エクステエンディッド・シードファンドを運営しています。資金不足により優れたアイデアが失敗に終わることが頻繁にあるため、基金の存在は特に企業設立の初期段階において非常に重要です。バイエルン・キャピタル社はバイエルン州経済省が創設した成長ファンド・バイエルン2(Wachstumsfonds Bayern 2)の管理も行っています。地元のスタートアップに対する約1億1,500万ユーロの資金提供でもテクノロジー分野に重点が置かれています。

 

インベスト・イン・ババリアは、BayStartUPおよびGründerland Bayernと協力し、ドイツ国外の革新的なスタートアップがドイツや欧州市場に参入する際に、資金調達プログラムOis Easyパッケージで支援しています。参加条件など詳細につきましては、専用のウェブページをご覧ください。