バイエルン州の医療技術:健康関連産業の理想的な立地

医療技術分野における最新技術とデジタルイノベーションに焦点を当てたメドテク・ライブ&サミットが2021年4月20日から22日にかけて開催されます。2度目のオンライン開催には国内外から3000人を越える参加者が見込まれます。メドテク・ライブ&サミットには、第一線のサプライヤーからメーカーまで医療技術関連企業がそろって出席し、新たなコネクションが生まれます。参加企業はマルチメディアで自社のPRを行います。主催者のメドテク・ファーマ(MedTechPharma)とメディカル・バレー(Medical Valley)の協力で、医療技術関連企業が新たなビジネスパートナーに出会い、バイエルン州の医療技術関連の産業界に軸足を築く機会が得られます。バイエルン州の医療技術の動向、バイエルン州に拠点を置くメリットについてご紹介します。

 

メディカル・バレー:ニュルンベルク・エアランゲン地域に加え、バンベルクにも拠点開設


医療技術分野ではニュルンベルク大都市圏が非常に重要な役割を果たしています。メディカル・バレーEMNはニュルンベルク大都市圏に拠点があり、新規企業からビジネスパートナー、さらには医療機関や投資家に至るまで、医療分野における様々な関係者をネットワークでつなぎ、支援しています。ドイツの全国組織DEハブ・イニシアチブの一員としても、メディカル・バレーEMNは国際的な影響力を持っています。現在、未来地区ラガルデ・キャンパス(Lagarde Campus)内に、メディカル・バレーEMNの4か所目の拠点となるメディカル・バレー・センター・バンベルクが建設中です。ラガルデ・キャンパスには健康関連産業のために優先予約スペースも確保されています。デジタル創業支援センターのラガルド1に近接しており、またキャンパス内にはITエリアも設けられる予定で、バンベルクのこのプロジェクトは、バイエルン州のヘルスケア産業、とりわけ医療技術系のスタートアップにとって、その地域だけに留まらない新たな推進力となるでしょう。フォルヒハイム、エアランゲン、アムベルク・ヴァイデンに次いで、バンベルクにメディカル・バレーEMNの4か所目の拠点が誕生します。


バイエルン州全土をカバーするライフサイエンス・ネットワーク


バイエルン州の充実したネットワークはライフサイエンス関連企業に恩恵をもたらしています。ライフサイエンスのクラスターと並んで、バイエルン州には成功しているバイオテクノロジー・クラスターがあります。その他、それぞれの地域に根差したライフサイエンスのクラスター、例えばミュンヘンならBioM、ヴュルツブルクならクラスターBioMedヴュルツブルクなどがあります。さらに、バイオテクノロジー・クラスターは、治療や診断機器の開発を通じて医療技術クラスターForum MedTech Pharmaと密接につながっています。

バイエルン州のクラスターが生み出す産学連携は、他に例をみないインフラを形成しており、支援プログラムの紹介や資金調達、あるいはネットワーク構築に関する相談窓口になっています。このような好条件がある立地のおかげで、バイエルン州には多くのライフサイエンス系スタートアップが生まれ、外資系企業も集まっています。次に、バイエルンに拠点を置く国内外の企業をご紹介しましょう。

 

  • Kumovis(クモヴィス): ミュンヘンにあるクモヴィス社が開発した3Dプリンターは、病院の技術スタッフが患者それぞれに合わせた器具、インプラント、手術用テンプレートなどを、3Dプリンターで現場で作ることを可能にしています。
     
  • M3i: 2016年にミュンヘンで設立されたM3i社は、医療技術関連の企業が行う研究開発プロセスに対して、医療的な専門知識と臨床研究のためのインフラを提供することに特化しています。
     
  • Ipsen(イプセン): フランスのイプセングループの子会社であるイプセン・ファーマ社は、1978年よりドイツで医薬品の商品化および販売を行っています。このドイツ、オーストリア、スイスを担当する国際企業であるイプセン・ファーマ社は、2019年の第1四半期にドイツ国内の本社をミュンヘンの産業技術センターに移転しました。
     
  • Metabolon(メタボロン): バイエルン州に拠点を持つメタボロン社は、メタボロミクス(生体内の代謝物を網羅的に解析することにより、生命現象を理解しようとする学問)の分野で生体内の化学反応や細胞・組織の代謝を扱っています。米モリスビルに本社を置くメタボロン社は、病気の進行や生理反応、説明が難しい健康問題について研究する、革新的技術を持った世界でも主導的なバイオテクノロジー企業や製薬会社の研究をサポートしています。 
     
  • Inveox(インヴェオックス): インヴェオックス社は、病理学実験室のデジタル 化を目指しています。同社が開発した自動化システムは、組織検査のスピード化を図るだけでなく、研究室の収益性をも向上させるものです。特にガン患者に対してより早く、正確かつ信頼できる診断を可能にすることを目指しています。
     


バイエルン州がライフサイエンス拠点として国際的意義を強化し、高く評価されているのは地域連携の充実のためだけではありません。この広範なネットワークは、バイエルン州に拠点を構えることを考えている起業家や外資系企業にとって、特に効果的な支援となっています。メドテク・ライブ&サミットは、最初のコンタクト先を見つけるための最良の機会です。Invest in Bavariaもメドテク・ライブ&サミットに参加しています。皆様のご参加をお待ちしております。