バイエルン州の中堅企業におけるインダストリー4.0 – Maschinenfabrik Reinhausenの成功例

バイエルン州では何が企業の成功要因でしょうか? 自由州が得意としているハードとソフトの拠点要因以外にも、特にデジタル転換プロセスを認識し、応用する当地の起業の能力があります。このことが実際にどのようにして実現しているかを把握することを目的に、バイエルン州のインダストリー4.0シリーズで当地の企業にお話しを伺います。

Maschinenfabrik Rheinhausen_Hofmann
ヨハン・ホフマン、「ValueFacturing®」部長

自動車業界サプライヤーSchaefflerでのデジタル戦略はすでに垣間見ましたが、今月はMaschinenfabrik Reinhausen GmbHで「ValueFacturing®」部長ヨハン・ホフマン氏が中堅企業のデジタル化がいかにうまくいっているかをご説明頂きます。

 

Maschinenfabrik Reinhausenはパワートランス用負荷時タップ切換装置のメーカーで、中小企業でもデジタル化の力を活用できることを示す好例です。

 

インダストリー4.0は誰もが語っていますが、 – この業界でデジタル化とは何を意味しますか?

すでに多くの企業にとってペーパーレスプロセスがデジタル時代への進入を意味します。デジタル転換はもう一歩進み、これによりプロセスが根本的に変わり、新たなビジネスモデルが古いモデルを追いやります。まずプロセスがペーパーレス化(デジタル化)し、次にそれまで機能していなかったことが可能になるのでプロセスが変化します。
さらにデジタル転換には高度のデータ品質が関連する全サブシステムに要求されます。デジタル転換が離間的製造工程でうまくいくために、一つにはERPシステムで全ての製造補助資材を管理し、他方では全情報をデジタルのままエラーフリーで上流システムにおいて(工具データベースやNCデータベース等)管理する必要があります。ハードコピーの書類や従業員の頭の中の知識がデータ濃縮などのオートメーションプロセスの邪魔になり、インダストリー4.0の時代にはもう合わなくなっています。Maschinenfabrik Reinhausenではスマートファクトリー戦略に向けてValueFacturing®という部門を設置しました。この部門で弊社は自社開発による支援システムを継続開発し、改善しており、これがマシニング製造プロセスに関連する全設備やシステム、人員を賢くネットワーキングさせることができました。この際の目的はインダストリー4.0とこれに結合している最適化の潜在性という本質的課題の実現です。


御社の業界そして御社では技術進歩の具体的な部分においてどんなメリットを受けておられますか?

自社開発の支援システムではデータを手入力する必要が全くありません。ValueFacturing®の大きなメリットは製造工程に係る全機械、設備、システム、人材及び情報の知的濃縮能力とのリアルタイムでの双方向的オンライン通信にあります。結果: 製造はますます経済的になり、工程の確実性が増し、透過的になります。ValueFacturing®はとりわけ品種切替え(= 機械の段取り変更)を最適化します。支援システムのサポートなしには製造ラインの人材はこうした手間のかかるプロセスにおいてはリソースも時間も無駄にせざるをえず、決定が最適でなくなります。この支援システムこそデータの回転ディスクであり、人員が機械を本質的に従来以上の効果的かつ生産効率よく段取りして運転できるようになります。

 

社内的にはこうした転換にどのように対応し、また個々の部署ごとのウェートにどんなシフトが生じましたか?

この転換はとりわけデジタル能力に体化します。弊社の場合この状況は、授業員がValueFacturing®のおかげで製造ラインの人員と常時接触がとれており、このためデジタル能力が日々移転できるので、定常的に成長してきました。しかし客先のプロジェクトではときどきこうした能力がない場合にも直面します。この能力を伸ばすため顧客に数日間弊社の高性能製造システムでともに作業していただきます。弊社の卓越した能力を持つ装置オペレータと直接交流しつつ行うので比較的速くこのデジタル能力を体得していただけます。

 

インダストリー4.0と本格的に取り組んだ中堅企業の一社として – 近年どのような体験を積まれましたか?

ドイツで競争能力を維持しつつ生産するためには、デジタル製造への道をほぼどの企業でも進むことが必須となっています。中小企業は正しく迅速な決定を行うことができるという大きな優位性があります。但し、中小企業にはデジタル化を推進しようとする勇気が頻繁にありません。しかしさらに待ち続ける理由はありません。ドイツの企業は考え方を変えなければなりません。傍観者的立場からアクターになる必要があります。インダストリー4.0技術によって、会社がアライアンスを組み、共にデジタル転換を乗り切ることでドイツで第二の「デジタル」経済の奇跡を可能にします。

 

バイエルン州の革新的中堅企業

中堅企業とインダストリー4.0 – 伝統的企業Maschinenfabrik Reinhausenは中小企業が革新力という点で大会社の後ろで傍観しているわけではないことを示しています。正反対です: デジタルコンセプトで市場を制覇するなら今です。