バイエルン・デジタルⅡ

バイエルン州はこれまでの「バイエルン・デジタルⅠ」をより進化させた、デジタル化推進政策「バイエルン・デジタルⅡ」を発表した。バイエルン州のデジタル化のための、包括的な計画である。5年間で30億ユーロを投資し、10項目のマスタープランを提示する。バイエルン州は住民と企業のためにデジタル革命の成功を目指す。

州政府は2018年から2022年までの戦略的目標「デジタル・バイエルンⅡ」を発表、教育とITセキュリティを核とし、生活のあらゆる面におけるデジタル化を実現、同時にバイエルン州の人たちにデジタル化でチャンスを与えるための道筋をつける。


AIとデジタル医療

 


マスタープランの議事項目には、デジタル技術のカギとなる分野を掌握し、活用することが大きなポイントとして挙げられている。将来に向け、「人工知能(AI)」については関連するバイエルン州の産業団体などを支援し、特に自動運転およびビクッデータに注力することが示されている。その他にもバイエルン州にある人工知能に関わる研究を行う各フラウンホーファー研究所を拡張し、更にデータアプリケーションを解析するセンターを設置したい考えだ。更に、将来に向けた取り組みとして、「アシスタントロボット」についても言及している。世界的にトップレベルのロボットセンターを作り、この分野でもバイエルン州はトップに立ちたい考えだ。医療、介護およびITセキュリティの更なる推進計画も忘れてはいない。バイエルン州は医療と介護で世界のトップレベル、ITセキュリティで欧州の中心地となることを目指している。教育においてもバイエルン州は高い尺度を設けた。特に、大学におけるメディカル・エンジニアリングとデータ・サイエンスについては、学生のITスキルを向上させる取組みが行われる。


費用と価値


バイエルン州はそのための費用は惜しまない。この「バイエルン・デジタルⅡ」にかかる費用は合計約30億ユーロと見込まれている。デジタル化が進む世界において、向上教育、消費者保護、あるいは気候変動といった問題の他に、技術的、かつ経済的な観点から見れば、人間に対するサポートが転換の核となる。
バイエルン州のアイグナー経済大臣が述べている。「バイエルン・デジタルⅡは経済と社会のデジタル化を進めるための包括的な議案を示すものです。将来に渡ってデジタル化の先駆者であり、かつハイテク産業立地のトップであり続けるためには、今からバイエルン州の将来のための道筋を示し、具体的な投資をしていかなければなりません。デジタル化は今だけの出来事ではなく、将来にわたって進み、かつ決して後戻りすることのない流れだからです。私たちはこれを人間や産業に対する脅威ではなく、チャンスと捉えています。しかしそのために私たちは、この流れを私たちが考えるような方向へと導いていく必要があります。バイエルン・デジタルⅡで示されたことは、私たちの行動の指標となるものです。」