Study 2016年10月28日

バイエルン州-将来性のある強力な産業立地

バイエルン州は有望な産業立地である。数十年後もバイエルン州はその強力な産業によって指導的な地位を保っているだろう、との結果がバイエルン州経済連盟(vbw=Vereinigung der Bayerischen Wirtschaft e. V.)の委託を受けたプログノス社(Prognos AG)の最新の調査で発表された。

バイエルン州の全付加価値の1/4以上は加工産業によって生み出されており、加工産業で世界第4位の産業集積地でもある。自動車製造、機械製造、医療技術、計測技術、制御技術および電気設備製造はバイエルン州において物量的にも最大の産業であり、同時に最も成長率の高い産業でもある。これらの産業だけで工業製品輸出の50%超を占め、とりわけ米国、中国およびEU諸国が重要な仕向け国となっている。バイエルン州の工業はその構成と販売市場を総合的に見ても特筆すべきものだ。


プログノス社の専門家によれば、将来的にも加工産業が成功するチャンスは十分にある。工業製品に対する世界的な需要、特に新興国からの需要はさらに増加するだろう。競争力のある製品と成長市場でのプレゼンスを有するバイエルン州の産業は、それによって大いに利益を得ることができる。

この調査によれば、産業界の更なる発展に対する決定的な影響力はデジタル化が握っている。インダストリー4.0は、より効率の良い生産プロセスを可能にし、工業製品とデジタルサービスとからなる複合的なビジネスモデルを創り出す。このような将来のトレンドは、企業に予期しなかった可能性を開く。したがって、バイエルン州の産業にとってデジタル化のチャンスを掴むことが非常に重要だ。バイエルン州デジタル計画(BAYERN DIGITAL)によってバイエルン州はデジタル化を推進、具体化している。デジタル化計画によって安定的に将来のチャンス、雇用、豊かな暮らしが継続されるのだ。デジタル時代の夜明け、バイエルン州は先駆的地域となる。