#bytevaria2018年9月25日

バイエルン州のVRとAR研究:基礎から具体的応用まで

多くの起業家はこの自由州のARとVRを推進していますが、これに限ったことではありません。専科大学や総合大学の研究機関も勤勉にこのテーマに取り組んでいます。

ここでのキーワードは業界横断的イノベーションですが、これはしばしばゲーム業界で周知の技術が他の応用分野にも利用できることに着目しています。この点について以下詳しくご説明します。

業界横断的イノベーション:応用仮想現実


特にミュンヘン工科大学には独自の研究部門である、医療・拡張現実における情報科学応用専攻科目を設置しています。ここではARやVRのコンセプト特に、インタラクションや加工というテーマに充填が置かれています。この応用指向コースは病院、研究所、医療技術メーカーや、ARとVRコンセプトに取り組んでいる産業界のパートナーとも多くの共同研究を行っています。特にミュンヘンのドイツ心臓研究所やシーメンス、BMWが業界パートナーに含まれています。

レーゲンスブルク大学ではメディア情報科学部門と臨床心理学・心理療法の協力するPlay2Changeプロジェクトが仮想現実の利用に取り組んでいます。ここでは心理学が不安とストレス障害における治療方法としての応用及び研究ツールの継続開発に重点を置いています。VRを利用すると実験的状況を容易にシミュレートして操作できるようになるためです。さらに、メディア情報科学部門は仮想現実を提供する人と機械の相互作用(MMI)の基礎継続開発に取り組んでいます。可用性とユーザー体験がここの研究員による基本的な2つの基準となっています。

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実験室テスト環境におけるVRアプリケーション


ARからVRまで全ステージを体験できる仮想現実とシミュレーション専用実験室がインゴルシュタット技術工科大学にはあります。研究重点テーマの一つが仮想環境で複数の人員が協業できる協業VRです。デジタルビジネス学科ではVRは重要なテーマでもあります。
バイエルン州科学アカデミーのライプニッツデータセンターにある仮想現実と資格化研究所では先端技術を用いてVRのコンセプトを作っています。LMUミュンヘンとの協力では学生が仮想現実講義においては毎年開催しているVRオープン・ラボ・デイで発表する自作のVRアプリケーションをプログラミングしています。ここへの訪問者は2つの大型イマーシブ設備、1つのパワーウォール、5面構成のプロジェクト設備を擁す大型予算を投入した実験室の写真を撮ることもできます。従来ここから考古学をはじめ建築学さらにライフサイエンスや工学まで多数の研究プロジェクトが行われてきました。

VR基礎研究


ARやVRコンセプトの応用には技術基盤が成熟していることが前提となります。特に重要なのは3D資格化のテーマであって、これには例えばFor3D研究連合が特化して取り組んでいます。この連合にはFAUエアランゲン・ニュルンベルク、TUミュンヘン、バイロイト大学、フラウンホーファーIIS、ドイツ宇宙航空研究開発機構、多くの業界パートナーが参加し、サブプロジェクト7つにおいて3D取得の基本アルゴリズム研究を行っています。

フラウンホーファーIISも参加していることは研究者らには特に喜ばしいことです。同研究所は多彩なテーマに対応する集積回路スペース用にホロデッキ4.0を投入しているからです。最大100人のユーザーが仮想空間の中で動きまわることができので、この設備は製造やロジスティクスあるいは建築の応用分野向けにも興味深いものとなっています。よくまとまったVR体験全体ができるようにIISの科学者らは特に3Dサウンドスペースを媒介するためのオーディオ・メディア技術に取り組んでいます。

新技術の基礎研究や3D空間での開発あるいは新用途分野開発等どれをとっても共通することがあります:バイエルン州の拡張現実と仮想現実分野における研究は広範囲な補助金を受けられ、先端ソリューションを常に探求しています。

インフォグラフに重要な情報を皆様のためにまとめてありますのでご覧ください。 

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